「オーストラリアでワーホリをしたいけれど、どの都市を選べばいいのかわからない……」と、地図を眺めながら頭を抱えていませんか?
実は、都市選びはワーホリの成否を分ける最大の決断です。大手エージェントに行けば、決まってシドニーやメルボルンを勧められるでしょう。しかし、実際に2年半の歳月を現地で過ごした私が出した結論は、全く違います。
自信を持って断言します。ワーホリを最高にする街は「アデレード」です。
限られた1年、あるいは数年の海外生活を絶対に後悔したくないあなたへ。私がアデレードを激推しする理由を、実体験ベースで徹底解説します。
1. 名前すら知らなかった街「アデレード」が僕の人生を変えた
正直に告白します。ワーホリを決めた当初、私の頭の中に「アデレード」という選択肢は1ミリもありませんでした。
最初に滞在都市として選んだのはブリスベン。セブ島留学時代のルームメイトが「アデレードに行く」と言っていたのを耳にしても、当時の私は「アデレード?どこそれ?」という状態だったのです。
そんな私がなぜ、この街に辿り着いたのか。それは、ワーホリメーカーにとって最大のミッションである「ビザ延長のための仕事探し」がきっかけでした。ブリスベン滞在中に、ビザ延長のための仕事を見つけ、移動した先がアデレードだったのです。

「偶然の移動」がもたらした劇的な変化
しかし、この「仕方なく選んだ移動」こそが、私の海外生活を180度変えるターニングポイントとなりました。
それまでブリスベンをはじめ、シドニー、ゴールドコーストといった主要都市を旅してきましたが、アデレードに足を踏み入れた瞬間に感じたのは、他の都市とは明らかに違う「空気感」でした。そして何より、日本人が驚くほどいない環境が僕を待っていました。
セブ島で3カ月の留学をしたものの、英語力は初心者レベル。実際、留学前に挑んだTOEICは、単語を詰め込んだだけの500点レベル。そんな私が、2年半のワーホリ後には795点を取得できるまで成長できたのは、この街の「英語を使わざるを得ない環境」に放り込まれたからに他なりません。
「名前も知らない街」への移動が、結果として「最高のワーホリ生活」の幕開けになった。そんな私の確信を、次の章から詳しくお話ししていきます。
2. 「日本語が通じない」からこそ伸びる最強の英語環境
アデレードがシドニーやメルボルンといった他の主要都市と決定的に違う点。それは、「圧倒的に日本人が少ない」という事実です。
シドニーなどの中心部を歩けば、どこからか日本語が聞こえてくるのは日常茶飯事です。しかし、アデレードの日本人居住者は他都市に比べて圧倒的に少なく、街を歩いていても日本人とすれ違うことは滅多にありません。この「環境」こそが、ワーホリの成果を左右します。
実際に街を歩いていても、日本人とすれ違うことは滅多にありません。この「環境」こそが、ワーホリの成果を左右します。
① 強制的な英語環境が手に入る
「日本人がいないのは不安……」と思うかもしれませんが、実はこれ、ワーホリにおいては最大のメリットになります。日本人が少ない環境には、2つの大きな特権があるからです。
日本人が周りにいなければ、シェアハウスでの会話も、職場での指示も、遊びの誘いもすべて英語になります。私の場合、生活のすべてが英語になったことで、机に向かって勉強する何倍ものスピードで「使える英語」が身についていきました。
②「日本人」というだけで興味を持ってもらえる
ここがアデレードの面白いところですが、日本人が珍しいため、職場などで「日本人なの?珍しいね!」と興味を持って話しかけられることが非常に多いのです。自分から必死に輪に入ろうとしなくても、向こうからコミュニケーションのきっかけをくれる。これは日本人が溢れている大都市ではなかなか経験できない、アデレードならではの「レアキャラ特権」でした。

この環境にどっぷり浸かったことで、セブ島留学直後は500点だった僕の英語力は劇的に改善し、帰国後に受けたTOEICでは795点を取得することができました。

3. 出稼ぎのプロから学ぶ「仕事探し」の裏技
ワーホリで一番の不安要素は、やはり「仕事」ですよね。ネット掲示板などでは「アデレードは仕事がない」なんて噂を目にすることもありますが、2年半滞在した私の結論は真逆です。
「仕事は、正しい場所で探せばいくらでもある。むしろ他都市より稼げる」
なぜそう断言できるのか。私が見つけたアデレード独自の「仕事攻略法」を公開します。
①インドネシア人コミュニティという攻略法
アデレードには、出稼ぎのインドネシア人たちが多くコミュニティを形成しています。実は、彼らの存在こそが仕事探しの大きな鍵です。
彼らは非常に勤勉な日本人を好む傾向にあり、ひとたび彼らの信頼を得てコミュニティに入り込むことができれば、ネットには出回らない優良な仕事情報が次々と手に入ります。私自身、この繋がりのおかげで、仕事探しに困ることは基本的にありませんでした。
②安定して稼げる「高時給求人」の宝庫
私はカフェやレストランといったホスピタリティ系の経験はありませんでしたが、アデレード周辺の「ファクトリー(工場)」で安定して稼ぐことができました。さらに、アデレードを拠点にすれば、以下のような貯金特化型の仕事も目に入ってきます。
- FIFO / DIDO: 鉱山などの遠隔地勤務。拘束は長いですが、一気に稼げます。
- ワイナリー: 世界的に有名な「バロッサバレー」などでのワイン製造に関わる仕事。
- グレイン: 収穫時期に集中して稼げる、ワーホリの定番ながら高収入な仕事。
これらの求人は、シティの華やかなカフェ仕事よりも遥かに貯金効率が良いのが特徴です。
実際、グレインファームの仕事をゲットすることができ、短期間で大金を稼ぐことができました。

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③生活コストが低いから「手残り」が多い
さらにアデレードが最強な理由は、家賃が他の主要都市に比べて圧倒的に安いことです。平均で週に$200~$280が一般的です。シドニーなどの大都市では「稼いでも家賃に消える」という状況に陥りがちですが、アデレードなら生活コストを抑えつつ高時給で働けるため、その分しっかりと貯金に回すことができます。
私もアデレード内で何度か引っ越ししましたが、週当たり$90~$220の家賃で過ごしました。
もちろん全てオウンルームです。
「英語環境でしっかり働き、ガッツリ貯める」。この両立ができるのが、アデレードで働く最大のメリットです。
4. 30代の再出発に最適な「落ち着いた環境」
30歳という節目の年齢で決断するワーホリ。そこには20代前半の頃とは違う、特有の不安があるはずです。「ワーホリ後のキャリアはどうなるのか」「このまま海外に永住する道はあるのか」……。私も、常にその不安を抱えながら生活していました。
そんな「人生の次の一歩」を真剣に考える大人にとって、アデレードという街はこれ以上ない最高の舞台になります。
①永住権という「選択肢」が現実味を帯びる場所
アデレードは、シドニーやメルボルンといった大都市とは異なり、オーストラリア政府から「地方都市(Regional Area)」に指定されています。これは、永住権を目指す人にとって非常に大きなアドバンテージです。
実際、僕が現地で出会った多くの人が、永住権取得を目指して真剣にサバイバルしていました。「DAMA」などの特別なビザ制度を利用して、着実にステップアップを狙える環境があるのは、将来の選択肢を広げたい30代にとって心強いポイントです。
②「真剣に生きる」大人の仲間と出会える
アデレードの日本人コミュニティは小さいですが、その分、出会う人々の「質」が非常に高いと感じました。大都市にありがちな「なんとなく遊びに来た若い世代」よりも、「明確な目的を持ち、英語環境で勝負して、真剣にキャリアを築こうとしている」年齢の近い落ち着いた人たちが圧倒的に多いのです。
日本人というだけで群れるのではなく、お互いの志を尊重し、高め合えるような、落ち着いた人間関係を築けたこと。この「質の高い繋がり」は、30代で渡豪した僕にとって、何物にも代えがたい大きな財産となりました。
「自分を高めたい」と願う大人にとって、アデレードの静かで熱い環境は、再出発に最適な場所だと確信しています。
5. メリットばかりじゃない。僕が感じた「アデレードの弱点」
ここまでアデレードを激推ししてきましたが、2年半住んだからこそ言える「正直ここは苦労した」という点も隠さずお伝えします。良い面も悪い面も知った上で、納得して選んでほしいからです。
① 「日本人がいない」ゆえのシェアハウス問題
日本人が少ないことは英語環境としては最高ですが、生活面では試練もあります。シェアハウスでは文化の異なる国の人たちと住むことになりますが、騒音や掃除のルール、料理の臭いなど、「文化の壁」によるストレスは正直多かったです。

日本人の多い大都市なら「日本人限定シェアハウス」に逃げることもできますが、アデレードではそうはいきません。その分、サバイバル能力は鍛えられますが、最初は覚悟が必要かもしれません。
② 日本食レストランや日用品の選択肢が少ない
シドニーやメルボルンに比べると、日本食レストランや日本食スーパーの数は限られています。「今日は絶対にあの日本の味が食べたい!」と思っても、すぐに手に入らない不便さは感じました。日本人コミュニティが小さい分、世間が狭いと感じる瞬間があるのも事実です。
③ 旅行の拠点としては少し不便
アデレードからオーストラリア国内の他都市へ旅行しようと思うと、パースやメルボルンを経由しなければならないことが多いです。ただ、バリ島への直行便はあるので、「バリ経由で東南アジアを周遊してから日本に帰る」というルートは格安で楽しめるのでおすすめです!
6. 週末は最高。2年半通い詰めた癒やしスポット
都会のような派手な娯楽は少ないですが、海と山の間にシティがあるアデレードは、自然を愛する人にはたまらない街です。

夏は40度を超える日もありますが、乾燥しているので日本の夏よりずっと過ごしやすいです。冬は雨が多いですが、その分しっとりとした街の風情を楽しめます。
まとめ:ワーホリするならアデレードが最高!
アデレードは、派手な大都市ではありません。しかし、「甘えを捨てて英語環境に飛び込みたい」「30歳という節目の旅を、着実なキャリア(英語力や貯金)に変えたい」という人にとって、これ以上ない最高の舞台です。
もし私がアデレードに移動していなかったら、これほど英語を話し、これほど真剣に将来を考える仲間と出会うことはなかったでしょう。次のワーホリ、あなたも「アデレード」という選択肢を全力で検討してみませんか?
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